【不死身!?】ロシアの怪僧ラスプーチン
先日、北朝鮮の金正恩氏が、ロシアのウラジオストクでプーチン大統領との首脳会談を行ったことが報じられました。
ロシアという国は、昔から大国として知られていますが、そんなロシアに「ラスプーチン」という人物がいたことはご存知でしょうか?
ラスプーチンとは?
グレゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン(1869-1916)は、農夫の家に生まれ、青年期頃から修行僧としての生活を送ります。
熱心に信仰に励む反面、売春宿に頻繁に通い詰めるなどの二面性を持っていました。
人々に病気治療を施して信者を増やし、「神の人」とまで呼ばれたラスプーチンは、やがて、神秘主義に傾倒していた当時のロシア皇族にも信頼されるようになり、政治にも影響力を持つようになりました。
しかし、第一次世界大戦の頃、皇后と繋がり権力を強めていったラスプーチンに疑問を持つ者も多く、議員や貴族を中心に反ラスプーチンの動きが出始めます。
そして1916年12月17日、反ラスプーチンを掲げる大貴族ユスポフや皇族のドミトリー大公からなる一派によって暗殺されました。
治癒能力を持っていた!?
血友病という遺伝性の病だったアレクセイ皇太子の治療を依頼されたラスプーチン。彼が祈祷を捧げると、皇太子の発作が収まったとされています。
これについては超能力の類ではなく、アスピリンを投与したのではないか、と推測されていますが、いずれにせよ、この一件でラスプーチンは皇帝夫妻からの信頼を得るに至りました。
不死身だった!?
最終的には死んでいるので、不死身という言い方は適切ではないかもしれませんが、ラスプーチン暗殺時には、以下のような不可解な現象が起きています。
・青酸カリ入りの食事を平らげても平然としていた。
・銃で撃たれ、銃弾が心臓と肺を貫通して一度は倒れたが、その後起き上がった。
・さらに銃撃を受け、銃弾が右腎静脈から背骨を貫通し倒れたが、また起き上がった。
・最後は額を銃弾で打ち抜かれたが、それが死因ではなく、その後川に投げ込まれたことによる溺死だった。
その後の検死では、これらの不死身説が否定されるような結論が出ていますが、その報告書も消失してしまったため、真偽のほどは定かではありません。
とてつもなくデカいアレを持っていた!?
ちょっと下品な話になってしまいますが、ラスプーチンの男性器は暗殺の際に切り取られ、現在もサンクトペテルブルクの博物館にアルコール漬けで保存されています。
驚くべきはその大きさで、なんと33cmもあるそうです。
それだけデカいと日常生活に支障を来しそうですが・・・。
しかし、それが本当にラスプーチンのものであるかは不明で、馬など家畜のものではないかとする専門家もいるようです。
まとめ
さて、ここに書いてきたように謎の多い人物であったラスプーチン。
彼は帝政ロシア崩壊の元凶ともされていますが、その奇怪な人物像やその生涯はミステリーという側面から見れば、とても魅力的なものです。
これだけの逸話をもっている人物ですので、実は暗殺されておらず、2019年の現在も世界のどこかで生きている・・・、なんてこともあるかもしれませんね。