まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

古代の海洋生物がたまらん

近所の本屋でたまたま見つけたこの本。

 

海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲

海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲

  • 作者: 土屋健,田中源吾,冨田武照,小西卓哉,田中嘉寛
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 速攻で買いました。

 

ホントこういうサメとか昔のでっかいヤツとかたまらんのですよ。

 

 

そんなわけで、今回はこれ読んでみて、「こいつヤベェ」って思ったのを独断と偏見でランキングにしてみました。

 

目次

 

 

 

第10位 ハイネリア



第10位はハイネリアです。

古代生物のわりには容姿は現生の魚っぽくて、見た目的にはそんなにインパクト無いのですが、デカイです。3~4メートルくらいあったみたいです。

ハイネリアは淡水魚だったらしいですが、アマゾン河にいる現生最大淡水魚にしてアロワナのお化け、ピラルクーとだいたい同じくらいか少し大きかったようです。

 

 

第9位 ツリモンストラム



気持ち悪いですねー。

このツリモンストラムは発見者の名前をとって、「ターリーモンスター」の愛称で呼ばれています。

まさにモンスター的な容姿のコイツは最近の研究でヤツメウナギに近い生物だったと発表されたそうです。

ヤツメウナギも気持ち悪いから納得です。


ヤツメウナギ

 

 

第8位 タラットアルコン



タラットアルコンは魚竜類です。

日本でも南三陸町(旧歌津町)で化石が見つかったウタツサウルスという魚竜がいますが、ウタツサウルスが2メートルほどだったのに対して、このタラットアルコンは推定8.6メートルもあったそうです。

これは最大級レベルのシャチと同じくらいらしいですが、そう考えるとシャチってかなり大きいんですね。

 

 

第7位 カメロケラス

 

カメロケラスはイカやタコの仲間です。

完全な化石が見つかっていないので推測される大きさにはかなり幅があり、6~11メートルとのことです。

ダイオウイカくらいだったということでしょうね。

ちなみに、日本の一般道の信号機の高さが6メートルくらいらしいです。

 

 

第6位 モササウルス・ホフマニイ



もうこんなの「ゴジラ」とか「モンハン」の世界ですよ!

こんなのが実際にいたというから驚きです。

「モササウルス」にはいくつかの種類があって、その中でもこの「ホフマニイ」は最大級の種類だったようです。

その大きさは頭骨だけで1.6メートル、全長は15メートルとされています。

 

15メートルですよ!

 

日本の法律で、「12メートルを超える車両は道路を走ってはならない」とされているらしいですから、長さでいえば日本中を走っているどんな大型車両よりもモササウルスの方がデカイってことですね。

第5位 バシロサウルス



バシロサウルスはクジラの祖先とされている古代生物で、その名前は「王のトカゲ」という意味らしいです。

 

なんとその大きさは先ほどのモササウルスを超える20メートル!

 

もうわけわからん大きさです。

 

しかも現生のシロナガスクジラとかと違って、「私肉食ですけど何か?」感丸出しのこの顔!

 

もはや恐怖しかないです。

 

 

第4位 メガロドン



もうこれは有名ですよね。

キング・オブ・古代海洋生物の古代ザメ、メガロドン。

 

全長について、かつては40メートルだとかぶっ飛んだ説がありましたが、現在では12~15メートルくらい、大きく見て20メートルくらいという説が多いみたいです。

現生のホホジロザメは大きいもので6メートルくらいです。

 

このメガロドンは古代生物ですが、現代でも「20メートルのホホジロザメを見た!」っていう目撃証言がいくつかあり、深海などにメガロドンの生き残りがまだいるのではないかという噂もあります。

 

いやー、夢が広がりますね。

 

第3位 ダンクルオステウス



第3位はダンクルオステウスというお魚さんです。

8~10メートルあったとされるこの魚は、もはや生物というより兵器のようですね。

 

「甲冑魚」の異名を持つこの生物兵器は、ホホジロザメを遥かに上回る「噛む力」を持っていたとされ、さらに同種をも襲うほど獰猛な性格だったらしいです。

 

かつては「ディニクチス」と呼ばれていたこともありました。

 

 

第2位 リヴィアタン



「リヴァイアサン」という伝説上の生物をご存知でしょうか?

旧約聖書に出てくる海の怪物は、古代の海で実在していたのです。

 

それがこの「リヴィアタン」です。

その姿は現生のマッコウクジラに酷似しているとされ、大きさも同等かそれ以上だったようです。

 

マッコウクジラとの大きな違いは歯にあります。

マッコウクジラは下顎にのみ15センチ前後の歯が並んでいますが、イカや深海魚を基本的には丸のみしているため、サメのように「噛みつく」ということに、そこまで特化しているわけではありません。

 

それに対して、リヴィアタンには上下の顎に30センチを超える歯が並んでいたことが分かっており、獰猛な肉食性だったことがうかがえます。

 

同時期の同じ海域にメガロドンも生息していたことから、画像のように、食物連鎖の頂点の座を巡って争っていた可能性も十分考えられるでしょう。

 

リヴィアタンとメガロドンのケンカ・・・、考えただけで鳥肌ものです。

 

 

第1位 ヘリコプリオン



私が選ぶ古代海洋生物第1位は、この奇妙な歯を持つサメ、ヘリコプリオンです。

 

ダンクルオステウスも生き物離れした姿でしたが、このヘリコプリオンは下顎がまるで丸鋸のようです。

 

ヘリコプリオンはこの螺旋状の歯の部分など一部の化石しか見つかっておらず、最も謎の多い古代生物の一つです。

 

最初はこの歯の部分が背びれや尾びれの一部ではないかとも考えられていたようですが、のちの研究で歯の周りに顎の構造が見られることから、下顎についている画像のような姿が復元されるようになりました。

 

歯の大きさから推測されるヘリコプリオンの大きさは4~5メートルで、現在のホホジロザメくらいとされていますが、実はこのヘリコプリオンのものに似ていて、とてつもなく大きい歯の化石が見つかっています。

 

この歯の持ち主は「パラヘリコプリオン(ヘリコプリオンに似たものの意)」

 

メガロドンの歯の化石が15センチくらいなのに対して、パラヘリコプリオンの歯は不完全な状態でも25センチもあり、完全な状態であれば30センチを超えるのではないかと考えられています。

 

単純に歯の大きさ=体の大きさで考えると、15メートルのメガロドンの倍、つまり30メートルものお化けザメということになります。

 

もちろんこれは極論ですが、よっぽど歯だけが異常発達した生物でない限り、かなりの大きさなのは間違いないかと思います。

 

まとめ

ここまでに挙げた生き物たちはどれもすでに絶滅しているとされる生物で、その姿もあくまで推測にすぎません。

 

そして、こんなお化けたちが今の海を泳いでいたとしたら、セレブたちもクルーザーで優雅に船上パーティーなんてしていられないでしょう。

 

それでもやはり、どこかにまだ生き残りがいて欲しいとも思ってしまいます。

いるかいないかは別としても、そういったことを空想するのも、また楽しいものですね。

 

 

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