まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

名前は怖いがいいところ「鬼首温泉郷」

宮城県の県北には「鬼首(おにこうべ)」という地域があります。

「鬼の首」だなんて、なんとも恐ろし気な地名ですが、実際には観光・レジャーに適した素晴らしい所なんです。

今回は、そんな鬼首について書いていきたいと思います。

 

 

 

どんな所?

鬼首は、山形県・秋田県と接する宮城県大崎市にある地域です。

間欠泉の出ている地域なので、この辺りには温泉宿が複数軒あり、「鬼首温泉郷」とも呼ばれています。

すぐ近くには、同じく温泉地として有名な鳴子もあることから、鬼首も「鳴子温泉郷」の一部であるとの見方もあります。

 

また、山の中にある地域なので、当然自然も豊かであるため、キャンプ場があったり、冬場にはオニコウベスキー場に来るスキー客でにぎわいます。



鬼首付近の公園から撮った景色です。

 

 

なぜこのような名前になったのか?

さて、先にも述べましたように、鬼首なんて恐ろし気な地名になったのにはやはり由来がありました。

 

話は平安時代まで遡ります。

時の征夷大将軍で今では武芸の神とまで言われている坂上田村麻呂は、蝦夷との戦いにおいて、「鬼」と呼ばれ恐れられていた蝦夷の大将大武丸を捕らえ、その首を刎ねました。

 

すると、その大武丸の首は空を飛び、まさに鬼のような形相と声をあげて岩に噛みつき、そこで力尽きたということです。

そうです。この大武丸の首が飛んできて力尽きた地こそが今の鬼首なんですね。

 

もともとはこの逸話に基づいて「鬼切部(おにきりべ)」と呼ばれていたものが次第になまっていき「鬼首(おにこうべ)」と呼ばれるようになったとの説もあります。

 

やはり、ちょっとホラーな伝承が出てきましたね。

ちなみに、鬼首には荒雄湖という湖があって、大武丸の首が絶命する際に噛みついた岩というのが、今もこの荒雄湖に沈んでいるとかいないとか・・・。

そう考えるとこの「荒雄湖」という名前にもそれっぽいいわれがありそうですが、さすがにそれは考えすぎなようです。

 

 

まとめ

鬼首をいい感じに紹介しようと思ったのですが、なんかおっかない感じになってしまいましたね。

とはいっても、こんな伝承があるにも関わらず、鬼首は全く心霊スポット扱いを受けてはいないので安心して楽しんでいただけますよ。笑

 

私みたいなオカルト好きの人には物足りない感じですが、宮城には「八木山橋」や「乙女の祈り」などの、全国的に見てもヤバイ心霊スポットがありますので、もう少し暑くなってきたらその辺のことも書きましょうかね・・・。

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