日本バスケ界が盛り上がりを見せてるけど、連載再開の「リアル」はちゃんと続いてくれるのか!?
八村塁選手のNBA行きが決まり、日本バスケ界がかつてないほどの盛り上がりを見せていますね。
日本人初のNBAプレイヤー田臥勇太選手のデビュー戦は高校の教室で見て大盛り上がりしていたのですが、その後は出場機会も無いままNBAを後にしてしまい、「やはり日本人にはNBAの舞台は遠すぎたか」と痛感させられた思い出があります。
今度こそ、日本人がNBAの舞台で活躍してくれるところを見たいですね。
さて、リアルな世界のバスケが大盛り上がりですが、あの超名作漫画「スラムダンク」の井上雄彦さんが描いている漫画「リアル」も先日ようやく連載を再開しました。
「リアル」とは
漫画「リアル」は、あの「スラムダンク」の井上雄彦さんが描いている漫画で、週刊ヤングジャンプで連載中です。
週刊誌に連載しているとはいえ、毎週掲載されることは少なく、単行本も一年に一冊出るくらいのペースだったのですが、2014年から長い休載に入ってしまいました。
5年もの間休載していたので、「もしかしてこのまま終わっちゃうの?」「井上さん飽きちゃった?」とか思っていたのですが、なんと先月発売の週刊ヤングジャンプ2019年25号から連載が再開されました。
ストーリー
ナンパした女の子をバイクの後ろに乗せて走っていた際に事故を起こしてしまい、高校も退学することになってしまった野宮朋美。
また、野宮自身は軽傷で済んだものの、後ろに乗せていた女の子は事故のせいで歩けなくなってしまい、自責の念に苛まれる。
そんなどん底の状況でも、在学中に打ち込んでいたバスケへの情熱は捨てきれずにいた。
中学時代は100m走の選手として全国大会にまで出場し、10秒台も夢ではないとされるほどの選手だった戸川清春は、「骨のガン」とも言われる「骨肉腫」によって、その夢を絶たれ、右足をも失ってしまう。
命とも言える足を失い、苦しみぬいた戸川はやがて車椅子バスケの選手として新たな道を見つける。
しかし、とにかく勝つことにこだわる戸川と、「勝っても負けても所詮俺たちは障害者だろ」と考えるチームメイトたちとの間には溝ができていた。
野宮と同級生でバスケ部キャプテンの高橋久信は、バスケはもちろん、他のスポーツや勉強も人並み以上にこなし、表向きは優等生。
しかし、人を見下すことも多く、部内ではイジメを主導したりタバコを吸ったりと、やりたい放題。
そんなある日、自転車を盗んだ高橋はその持ち主に見つかり、慌てて逃げたところ、トラックにはねられてしまう。
なんとか一命をとりとめた高橋だが、脊髄を損傷し、二度と歩けない体になってしまった。
この三人をメインにストーリーが進んでいきます。
感動・勇気を与えてくれる名シーン多し
バスケや車椅子バスケが話の要所要所で絡んできますが、そこが主題というよりは、それぞれの登場人物がそれぞれの苦悩の中で夢を追いかけるヒューマンドラマ的な作品だと思います。
そのため、勇気をもらえるシーンや感動できるシーンなども多いです。
ただ一つ気がかりなのは、「また休載してしまうのでは?」という点ですね。
不定期連載ということで、次の話が掲載されるのは8月くらいになるようです。
同じく長期休載中の「バガボンド」もあるだけに、「リアル」も再休載しそうで怖いです。
せっかくの名作ですので、ちゃんと納得できる形で完結してもらいたいところですね。