まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

これから本当に必要になるスキルを考えてみませんか?

今、日本における「働くこと」は、大きな変革の時代にあるように思います。

 

戦後から当たり前のこととして長年続いてきた終身雇用制度にも限界が見え始め、一度火が付いた「年金足りない、2000万円自分で用意するべき」問題は一向に収まる気配がありません。

 

マーケット的な部分でも、技術の加速度的進歩にともない、10年前、20年前は盤石な地位にあるように思われた産業が新しいものにとって代わられる現象が多々見られるようになってきました。

例として、ほんの10数年くらい前までは、TSUTAYAのメディアレンタル事業は圧倒的かのように思われましたが、ネットで見る定額動画サービスが当たり前となった現在では、もはや店舗でDVDやCDなどを借りるメリットはなく、閉店が相次ぐ時代となっています。

 

このような時代で生きていかなくてはならない私たちに今後必要となってくるスキルはいったい何なのでしょうか?

また、これまで有用なものとされてきたスキルは今後も有用なままなのでしょうか?

 





 

 

英語をはじめとした外国語スキル

つい先日、とある政治家の方のお話しを聞かせていただく機会があり、地域における今後の政策として、その方は「来年には東京オリンピックも開催されることですし、今後は学校における英語教育に力を入れていかなければならないと考えております」ということをおっしゃっていました。

 

この発言に対し、私が思ったのは「え!?今更そんなこと言ってんの!?」ということでした。

 

確かに英語などの外国語が話せることは素晴らしいと思います。

しかし、「これからは英語教育が重要だ」なんてことは、私が小学生だった20年以上前から言っていることです。

それを2019年にもなって政策の柱のように語られても、「ちょっと遅すぎやしないかい?」という感じがしてしまいました。

 

さて、この英語力というものはビジネスにおいては今現在でも重宝される能力のようですが、数年前までの英語力至上主義をそこまで見かけなくなってきたような気がするのは私だけでしょうか?

 

今、スマホの翻訳アプリを使っての会話が普通にできるようになってきています。

以前の翻訳ソフトと言えば、ただただ単語を一つ一つ訳しただけのようなものも多く、長文の英語を日本語に変換しようものならば、まるで宇宙人からの交信かのような日本語訳になっていましたが、現在はわりと口語訳っぽく変換できるようになってきているようです。

 

私としては、今後は翻訳アプリなどの更なる発達によって、ちょっとした会話をするぐらいなら「英語を話せるスキル」が必要ない時代が来るのではないかと考えています。

 

もちろん、「外国人の友人としっかりコミュニケーションをとりたい」などといった場合には、アプリなどに頼らず自分の口で英語を話すことが大切だとは思いますが、ビジネスという限られた場での語学力の必要性は減っていく可能性があるのではないでしょうか。

 

 

営業力

私は今まで全く異なるいくつかの業界で営業の仕事をしてきました。

どの業界でも営業向け研修が定期的に行われているのですが、そういった場で必ず言われることがあります。

それは「モノではなく自分を買ってもらうことが大切」ということです。

要するに人間力が大切だということなのでしょう。

 

営業の世界ではこのような「人間力」や「根性」のような抽象的なものが重要視される傾向が未だに多いように思います。

 

かつては一度入った会社には定年まで在籍することが当たり前でした。

そのため、顧客とも長期的な付き合いとなるケースが多く、そういった長い付き合いの中で、顧客と営業の間で関係が築かれていき、顧客としても営業の内面的な部分まで見えてくるようになるので、上記のような「人間力」が重要視されてきたといえます。

 

しかし、現在は転職を前提としたキャリア形成を目的とした就職を大学などでも推奨している時代です。

顧客側からしてみれば、担当の営業マンが定期的に変わることが前提となってくるため、長期的な付き合いというものがなくなっていきます。

実際に私が以前働いていた業界でも、派遣の人を営業として雇ったり、営業の仕事を外注にしてしまう企業が増えてきていました。

 

そうなってくると、これまで営業に求められてきた「人間力」のようなスキルよりも、もっと具体的な「知識」だとか「技術」のようなスキルが求められるようになっていくのではないでしょうか。(もちろん、あからさまに無愛想だったり態度が悪いのはダメでしょうが)

 

 

プログラミングのようなITスキル

IT関連の技術も、「これからの時代は必要だ」と言われるようになってから随分年数が経ったように思います。

 

私が学校に通っていた頃にはなかった「情報処理」のような授業も、現在の学校教育では必須科目扱いで取り入れられていると聞きます。

2020年には小学校でプログラミングの授業が導入されるとかされないとか。

 

さて、このようにIT関連のスキルは必要性が叫ばれてから年数も経っており、持ち歩くPCとでもいうべきスマホがここまで普及した世の中では、「今更そのスキルを磨いても遅いのではないか?どこの企業にも既に十分な人材が溢れているのではないか?」と思っていましたが、現状ではIT業界も人手不足なようです。

 

もちろん専門的なスキルが必要とされる業種ですので、人手不足だからといって誰でもIT企業に入れるというようなことはありませんが、十分なスキルを持った人材は今後も重宝されていくのではないでしょうか。

 

しかし、未だに新しい技術が次々と生み出され、伸びしろがある業界だからこそ、その業界で生きていく人は常にアンテナをはって、新しいスキルを次々に身に着けていかなければならない厳しい業界でもあるといえます。

 

 

まとめ

だいぶ極論的なことも書いてきましたが、やはり変革の時代に差し掛かっているのは間違いないのではないでしょうか。

 

年金足りないとか言われて、政府に対して「どうにかしろよ!」と声を荒げることは簡単ですが、たぶんそんなことをしても政府は助けてくれません。

 

どのようなスキルが自分にとって必要となってくるのか、本気で考え直さなくてはいけない時代が来たのかもしれませんね。

 

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