トランプ大統領よ、軍事力保持は恥と知れ!
7月4日はアメリカの独立記念日でした。
毎年この日はワシントンのリンカーン記念堂で祝賀イベントが行われるようですが、今年の祝賀イベントの内容や、トランプ大統領の演説が物議を醸しているようです。
独立記念日
1776年7月4日、それまでイギリスによって統治されていた北米の13植民地が独立戦争を経て独立を宣言し、採択されました。いわばアメリカが誕生した日というわけですね。
それ以降、アメリカでは毎年7月4日を「独立記念日」として祝うようになりました。
例年、この独立記念日のイベントでは、花火を上げたり、コンサートを行ったりといった平和的なものが行われることが多かったのですが、今年は戦車や戦闘機による各軍のパフォーマンスが前面に出され、さらにはトランプ大統領が演説で「今のアメリカこそが最強のアメリカだ!」と発言し、その様相はさながら、日本の近くの某独裁国家の軍事パレードのようでした。
独立記念日に大統領が演説をすることも異例であるため、近くに迫った大統領選挙に向けてのパフォーマンスでは?との見方もあり、抗議デモなども起きています。
軍事力を持っていることは誇りなどではない
トランプ大統領は就任以前から、「強いアメリカを取り戻す」ということを言っていました。
それはもちろん、経済的な面での強さという部分もあるとは思いますが、やはり軍事力の強化という面もあったのだと思います。ですからこのように軍事力を自慢するのでしょう。
ちなみに、トランプ大統領は「今回の祝賀イベントは先日行われたフランスの軍事パレードにヒントを得た」と明言しています。
これはトランプ大統領に限らず、世界各国に言えることですが、そもそも軍事力を持つということは誇りなどではないです。
軍事力を持つということは、人間が軍事力なんかに頼らなければならない、まだまだ不完全な生き物であるということの証明に他なりません。
それをさも誇らしい部分であるかのように自慢げに見せびらかすというのは気持ちが悪いです。
いうなれば、素手でケンカもできない小心者のヤンキー気取りがナイフをちらつかせて必死で「俺強いんだぜ」アピールをしているのと同じです。
各国のお偉いさん方には、そんな国の姿をアピールすることは恥ずかしいことだといい加減気づいて欲しいですね。
まとめ
青臭いことを言っているのかもしれませんが、いい加減に各国の軍事力自慢にはうんざりなんですよね。
「最新鋭の戦闘機?高性能の大型空母艦?だから何?」って感じです。
今回の独立記念軍事パレードでは、いったいどれだけ国民の血税が使われたのでしょうね?