まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

居座りセールスに合い、110番した話

以前、東京でアパート暮らしをしていたころにセールス関連でトラブルになって110番までしてしまった話です。

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セールスマン来る

日曜日の夜(たしか8時くらいだったかと思います)にお酒を飲んでくつろいでいたところ、インターホンがなりました。

私の住んでいたアパートは音が鳴るだけの簡易的なインターホンで、モニターなどは付いていないタイプだったので、ドアを開けて対応したのですが、そこに立っていたのは20代半ばから30代前半くらいのスーツを着た男性でした。

 

 

その男性が言うには「災害対策の件でこの辺のお宅を回らせていただいていたんですよ。少しお時間いただいていいですか?10分くらいで済みます」とのこと。

 

セールスや宗教の勧誘だと思えばすぐにお引き取りいただくところですが、私は「(あ、市の職員の人とかかな?)」と思い、「はい大丈夫ですよ」と返事をしました。

 

すると、その男性は「すみません、少し紙に書いて説明したりするものですから、靴を脱いで玄関のところにだけあがらせていただいてよろしいですか?」と言ってきました。

 

後になって思えばここで警戒して断るべきだったのですが、酔っていたこともあり、私はあまり考えずに「はぁ、どうぞ」とあがらせてしまいました。

 

 

居座られる

その男性は玄関にあがると、言ったように紙に何かを書きながら説明を始めたのですが、その内容は「今お兄さんは家賃を毎月いくらか払ってここに住んでいるかと思うのですが、もし戸建ての家を買うとしたら、毎月いくらぐらい払えば買えると思いますか?毎月の家賃分の支払いで家が買えるとしたら買ってしまった方がいいと思いませんか?」という話でした。

 

この時点で、「(あ、ヤベ、これ不動産のセールスだ!)」と気づきました。

 

すでに私の頭の中は、何て言って帰ってもらおうか、ということでいっぱいでしたので「さあ?ちょっとよく分からないですね。3万くらいですかね?(ちなみにホントに家の相場とかは分かりません)」と答えると、苦笑しながら「いや、そんなに安かったら誰でも家買ってますよ。笑」と言われました。

 

その言い方が人を小馬鹿にしたような言い方で、私もイラっとしてしまい、多少強引な言い方でも断ってしまおうと思い「ていうか、これって不動産のセールスですよね。すみませんがそういうのは考えてないので・・・」と言いました。

 

すると男性、もといセールスマンは「いやいや、私まだ何も売ってないですよね?セールスっていうのは『あれ買ってください、これ買ってください』って言うことですよ。私そんなこと言ってないじゃないですか!」とまくしたててきました。

 

私「いや、そもそもあなた最初、災害対策がどうのこうのって言ってましたよね?」

 

セ「いや、言ってないですよ」

 

私「いや言ってましたよ」

 

セ「言ってないですよ」

 

もうこの時点で私もだいぶ頭に血が上っていたように思います。

玄関先で話しているのならドアを閉めておしまいですが、何せ靴を脱いで上がらせてしまっているのでそうもいきません。

 

セ「私のこと帰らせようとしてますけど、私が言おうとしてたことが分かったんですか?それを分かりもしないで帰れっていわれるのは心外ですね!」

 

私「ていうか、あなた名刺も出さないじゃないですか。まずは素性くらい明かしてくださいよ!」

 

セ「それは・・・まあ・・・そうですね、失礼しました」

しかしそれでも彼は名刺を出そうとはしませんでした。

 

こんな口論みたいなやりとりをずっと繰り返していたのですが、一向に帰ってくれる気配はありません。

ついには私も「いいから帰れよ!!」と声を荒げてしまいましたが、それでも帰りません。

 

後になって考えてみると、ここまでケンカみたいな状態になっても帰ろうとしないセールスマンってすごいですよね。

私だったらけっこう序盤で帰ってます。笑

よっぽど上司が怖いのでしょうか。

 

 

そして警察へ

もう埒が明かないと思い、私は「じゃあ警察呼びますわ」と言い、110番にかけました。フリではなくホントにかけました。

 

電話が繋がり、「事件ですか?事故ですか?」と聞かれたので、私は「事件っていうかトラブルなんですけど・・・」と電話口に話すと、とうとうセールスマンは「分かりましたよ!帰りますって!」と靴を履き出ていこうとしました。

 

ちなみに、これが私の人生初110番でした。

 

さすがにもう帰ってくれるだろうと思い、私は電話口に、「あ、やっぱり大丈夫そうです」と言い電話を切りました。

 

それでもまだ何かごちゃごちゃいいながら帰ろうとしないので、また電話をかけようとすると、「言っておきますけど民事不介入ですから、警察呼んでも何もできませんよ!」と捨てゼリフを残して帰っていきました。

 

気づくと時間は9時をとっくに過ぎており、疲れ果てていましたが、また来る可能性もあるし、近所の他の家にも行くかもしれないと思い、やはり警察に言っておいた方が良いかと再度110番しました。

 

 

その後、来ていただいた警察の方に事の顛末を話し、この近辺の見回りを強化していただくことになりました。

 

警察の方にも「何があるか分からないので、むやみに他人を家に上げないでくださいね」と言われましたが、ホントにその通りですね。

 

セールスなんて学生の頃に来て以来無かったので、警戒心が甘々になってしまっていたようです。

二度も110番をして、家まで来てもらい、本当に警察の方々には迷惑をかけてしまいました。

 

 

まとめ

さて、その後もどうにもムシャクシャした気分が収まらず、ネットで調べてみたところ、このような事例は何も私に限った話ではないらしく、けっこう体験談が出てきました。

 

中にはもっとひどい話もあり、「居座られた挙句、半ば強引に住宅見学会に連れていかれ、その後購入を断ったら『そんなんだからおまえはダメなんだ!家を買うくらいの甲斐性がないと今後の人生上手くいかない!』と説教された」というケースもあるようです。

 

名刺を出さないとか、何かしら理由をつけて家に上がり込むというのも会社で指導しているのでしょうか?

 

もちろんセールスに来る人の中には、まっとうに営業活動をしている人もたくさんいて、それがきっかけでいい物件に出会えたという人もいるのでしょうが、中にはこのようなタチの悪いセールスも一定数いるので、皆さんくれぐれもお気を付けください。

 

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