【また痛ましい事件が】京都アニメーション放火事件で25人が死亡
令和になってからというもの、その年号に込められた想いとは反対に、痛ましい事件・事故が続いているように思います。
そして、本日7月18日、またしても凄惨な事件が発生しました。
京都アニメーション放火により、25人の死亡を確認
18日午前10時半すぎ、京都市伏見区の映像制作会社「京都アニメーション」にて火災が発生。
火は駆け付けた消防署員らによって鎮火されましたが、この記事を書いている時点で男女25人の死亡が確認されており、36人が重軽傷、安否不明者が5人という状況です。
府警は出火直後に現場付近で、放火をした犯人と思われる男の身柄を取り押さえています。
目撃証言によると、建物の一階に入ってきた男がガソリンを撒き、「死ね」と叫びながら火をつけたようです。
また、現場では刃物も落ちていたとのことで、この刃物が男の物かどうか確認中です。
怨恨というよりは被害妄想か?
男は「パクりやがって」というような発言をしているようですが、放火された「京都アニメーション」やその関係筋で働いていたというようなことはないようです。
男自身もやけどを負って病院に搬送されたとのことで、今後身元や動機が明かされていくことでしょう。
会社と無関係でありながら、まるで「京都アニメーション」に何かをとられたかのような発言をしているため、被害妄想を抱き、一方的に恨みを募らせていった末の犯行、といったところでしょうか。
平成以降最悪の放火事件
今回の事件、放火事件としては平成以降最悪の犠牲者数となったそうです。
もはやテロとなんら変わりませんね。
この事件に限らず、凶悪犯罪者がよく「頭にきたから殺した」ということを言いますが、「頭にきたら殺す」「恨みがあるから殺す」というような考え方に至ってしまうのが本当に理解できません。
仮に今回の事件の裏に、「男の考えたアニメのシナリオを京都アニメーションがパクった」という真相があったとしましょう。
そんなことがあれば確かに恨みを抱きもするでしょうね。
ですが、そこで「殺す」ってなりますか?
普通の人は絶対ならないですよね。
私もこれまでの人生、腹が立つことはたくさんありました。
「この野郎!ぜってー許さねえからな!!」って思うような相手もいました。
だからといって、その相手に危害を加えてやろうとか、ましてや殺すなんて、考えるのも恐ろしいです。
凶悪犯たちがそのような考え方に至ってしまうのは、やはりどこか壊れてしまっているのでしょうね。
これ以上、この事件の犠牲者が増えないこと、亡くなった方々のご冥福を心から祈っております。
7/20 追記
日が経つにつれ、いろいろと犯人の情報が出てきました。
犯人の青葉真司は過去にもコンビニ強盗で逮捕されていたようです。
その際、警察が当時青葉容疑者が住んでいた茨城県にある集合住宅の部屋を確認したところ、明らかに異常性を伺わせる光景があったとのこと。
異臭が漂う室内。壁はハンマーでところどころ壊され、ガラスも割られていて、青葉容疑者自身のものと思われるノートパソコンも破壊されていたというのです。
その後移り住んださいたま市でも、夜中に一人で騒いだり、それを注意した近隣住民に訳の分からないことを言いながら掴みかかるなど、たびたびトラブルを起こしていたようです。
残念なことに、この事件で亡くなられた方は34人にまで増えてしまいました。