私のトラウマその2「細倉マインパーク」
先日、私のトラウマということで、映画『学校の怪談』について書かせていただきました。
そんな折、もう一つ私の幼少期のトラウマを思い出したので、トラウマシリーズ第二弾として書かせていただきます。
細倉マインパーク
タイトルにある通り、私のトラウマその2は「細倉マインパーク」です。
宮城県民や近隣県民の方はご存じかもしれませんね。
「細倉マインパーク」とは宮城県栗原市にある、かつての鉱山を利用したテーマパークです。
このテーマパークの元になっている細倉鉱山は9世紀ころに発見されたと言われていて、鉛や亜鉛などが産出していたそうです。
一時は栗原市の財源となりうるほどの資源産出量を誇っていましたが、1970年代に入るとニクソンショックや第一次オイルショックのあおりを受け、鉱山は経営難に陥り、1987年には閉山となりました。
その閉山後の跡地に作られ、1990年にオープンしたのが「細倉マインパーク」です。
トラウマ体験
私はおそらく4~5歳くらいのころに、祖父母に連れられて、オープンしたてのこの「細倉マインパーク」に行きました。
当時の私は恐竜がマイブームで、このテーマパークに行ったのも「恐竜の化石とか見られるかもしれないよ」と言われて、喜んで行ったのを覚えています。
そして現地に到着。
当然この「細倉マインパーク」はテーマパークとは言っても鉱山跡にできたものですので、言ってみれば洞窟です。
人工の照明はありますが、やはり薄暗く、洞窟特有のじっとりとした空気もあります。
そして、平日だったためか、私たち以外に客の姿はなく、なんとも静かなものでした。
この時点で、私は子供ながらにどこか不安を覚えていたように思います。
しかもオープンから間もなくて準備が整っていないためか、展示品のあるであろう展示ブースのほとんどがシャッターが閉まっていて、まるで閉園後のような状態というのも、私の不安に拍車をかけました。
そして先に進んだ私の目に飛び込んだ来た光景・・・
分かりますか?これ、胎児なんですよ。
巨大な胎児が赤や緑、青の不気味な光に照らされてうごめいていたんです。
これを見た瞬間、幼い私はもうギャン泣きでした。
その後もTVCMなどでこの展示が映るたびに、どこかうすら寒い気分になりました。
リニューアルオープン
この「細倉マインパーク」はその後も細々と営業を続け、2016年にリニューアルオープンしました。
その際、この胎児の展示物も撤去され、その場所は休憩所として使われるようになりました。
きっと私のようにトラウマになる子供たちが続出したに違いありません。笑