まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

90年代名作漫画『るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~』

1969年の創刊から、現在も毎週発売されている、少年マンガの代名詞的存在「週刊少年ジャンプ」

 

私も子供の頃は毎週楽しみにしていました。

 

私が小学生だった90年代は、『ドラゴンボール』『スラムダンク』『幽遊白書』『ろくでなしBLUES』『ダイの大冒険』など、そうそうたる作品が掲載され、ジャンプ史上最も発行部数が伸びていた、いわゆる「ジャンプ黄金世代」でした。

 

さて、今回は、そんな「ジャンプ黄金世代」の中盤に連載が始まった『るろうに剣心』という漫画について書いていこうと思います。

 

 

 

 

るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~

『るろうに剣心』は、1994年から週刊少年ジャンプで連載された作品です。

人斬りとしての過去を持つ緋村剣心が、「不殺(ころさず)」の誓いを胸に、仲間たちとともに明治の世を生き抜いてくお話です。

 

1999年で一旦完結していますが、現在は集英社の月刊誌「ジャンプスクエア」で続編の『るろうに剣心~明治剣客浪漫譚・北海道編~』が連載されています。

 

近年、実写化もされたので、原作を読んでいなくてもそちらを観たという方もいらっしゃるかと思います。

ちなみに、実写版の最終章が2020年に2部構成で公開されるそうです。

 

 

あらすじ

ときは幕末。

長く続いた江戸幕府の権威も失墜し、幕府を倒し新しい世を築かんとする「倒幕派」とあくまでも幕府を守ろうとする「佐幕派」の争いが日本各地で起きていた。

 

そんな幕末の日本において、特に激戦地だった京都に、「人斬り抜刀斎」と呼ばれ恐れられた一人の男がいた。

 

その男の名は、緋村剣心。

 

剣心は歴史の表舞台には決して出ず、新しい平和な世を作り上げるために多くの人を斬ってきた。

 

やがて幕末の動乱の終結とともに、剣心も人知れず姿を消した。

 

 

時は流れ、新しい世、明治時代。

剣心はその胸に「不殺(ころさず)」の誓いをたて、刃と峰が逆になった刀「逆刃刀(さかばとう)」を腰に差し、一人でも多くの人を守るため「流浪人(るろうに)」となって東京の町にいた。

 

そんな折、剣心は神谷薫という一人の女性と出会う。

「人を活かす剣」を信条とする神谷活心流の師範代である薫は、神谷活心流の名を語って、夜な夜な辻斬りの凶行に及んでいる「人斬り抜刀斎」と名乗る男を探していた。

 

薫は、廃刀令が敷かれた明治の世に、刀を差して歩いている剣心を、最初こそ疑ってかかったが、その穏やかな人となりを知るうちに、次第に剣心に惹かれていく。

やがて、剣心の「人斬り抜刀斎」としての過去を知るが、居候として道場に受け入れるのであった。

 

東京の町で困っている人々を助けていくうちに、剣心は多くの人に慕われるようになり、仲間も集っていく。

このまま平穏な生活が続くかと思われたが、過去の因縁はやがて、剣心を再び戦いへといざなっていくことに。

 

果たして、剣心は「不殺」の誓いを破らずに、襲い来る強敵たちから大切な人々を守れるのか!?

そして、「人斬り」としての過去を背負い、どのように新時代を生きていくのか!?

 

 

見どころ

この作品の見どころの一つは、登場人物の個性がとても際立っているという点です。

特に、剣心と闘う強敵たちは、特殊な形状の刀を操る剣士だったり、かつての幕府お抱えの忍び集団だったりと、キャラクターや戦闘スタイルが一癖も二癖もある人物ばかりで、一つとして退屈な戦闘シーンはありません。

 

もう一つの見どころは、「生きる意志」を重要視した作品だという点です。

とかく少年マンガの世界では、「死をも恐れぬ勇気」を持つ登場人物が優遇されがちですが、この作品は「何としても生きるという意志」の大切さを強調した珍しい作品だと言えるでしょう。

 

また、幕末期に実在した新選組や、大久保利通、山県有朋、高杉晋作のような志士たちも登場するので、その辺の歴史なんかが好きな人は特にハマることでしょう。

もう20年も前の作品になりますが、決して色褪せることのない名作です。

 

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村