まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

8月6日を迎えて

本日、8月6日は広島に原爆が投下され、多くの人命が失われた日です。

 

毎年この日は広島で行われる平和記念式典に世界の要人が集まり、鎮魂の祈りを捧げるとともに、各国が平和に向けて努力することを誓っています。

 

しかし、毎年この式典で涙を流す関係者の方がいる一方で、世界全体で見ると非核化への歩みは前進するどころか後退しているようにも思えるのはなぜでしょうか。

 

 

 

リッチランド高校で声をあげた日本人女子高生

こんな記事がネットニュースに出ていました。

www.nishinippon.co.jp

 

アメリカのリッチランド高校に留学中の古賀野々華さんが、校内向け動画で同校における原爆の扱い方に疑問の声をあげたというものです。

 

この高校があるワシントン州のリッチランドという土地は、原爆開発のきっかけとなった「マンハッタン計画」の拠点の一つとなった町であるため、いまだに原爆というものを誇りに思う住民も少なくないと言います。

我々日本人からすると考えられないですよね。

 

そのため、リッチランド高校においても、原爆投下時に発生した「きのこ雲」をロゴマークとして使い、それがプリントされたTシャツなどのグッズが売られているというのです。

 

生徒の中にも、原爆投下を誇りに思っている人が少なくないようですが、今回古賀さんが勇気を出して声をあげてくれたことで、考えを改めた生徒が出てきているというのは望ましいことです。

 

 

いまだに原爆投下は正しかったと考える人がいる

このように、原爆投下を誇りに思うという人は、リッチランドのみならず、アメリカ全土にいるようです。

 

「原爆投下によって戦争が終わった」

 

確かに原爆投下は戦争終結の要因の一つかもしれませんが、だからといって「=原爆投下は正義」みたいな考え方は絶対間違っています。

 

そんなことを言う人は、10万を超える一般人が苦しんで亡くなったという現実から目を背けているとしか思えません。

 

戦争を終わらせればどれだけ一般人が亡くなっても正義でしょうか?

 

アメリカが使えばどんな非人道的兵器でも正義でしょうか?

 

 

「仕方ない」で終わらせないでほしい

今現在、原爆を投下したアメリカと、投下された側の日本が友好国となっているのは、日本人が「アメリカの人々も平和を望んでいるのだ」と信じることができたからではないでしょうか?

 

「世界大戦なんて愚行が行われたこと自体が、国や人種に関係なく、全ての人類にとって反省すべきこと」、そのようにアメリカの人々も分かってくれていると思ったからではないのでしょうか?

 

ですが、アメリカの外交官はこう言います。

「原爆投下は戦争終結のために仕方がなかった」

 

その人だけではありません。歴代大統領のほとんどが原爆投下に対して「仕方なかった」というスタンスをとっているのです。

 

そんな中、オバマ前大統領は「我々には、原爆を使用した世界でただ一つの国としての責任がある」と言い、非核化に尽力してくれました。

広島の平和記念式典に、現役大統領として初めて訪れ、被爆者の方を抱き寄せたその姿は記憶に新しいところです。

 

我々、日本人も含めて、「仕方ない」という一言で片づけるのではなく、果たして原爆に頼らずに解決できる方法は無かったのか?今後このようなことが二度と起こらないようできることはないのか?

 

そういったことを考え続けることが大切なのではないでしょうか。

 

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