まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

ストライキのあった佐野SAの営業が再開したらしい

昨日の更新で、私自身のブラック企業体験談を書いたばかりですが、またしてもブラック企業のお話です。

 

栃木県にある東北道の佐野SA(サービスエリア)が、8月14日からストライキで正常な営業ができない状況にあったということをご存知でしょうか?

 

ストライキの背景には、SAの運営をしているケイセイフーズという会社の経営陣による従業員へのパワハラと、劣悪な労働環境、そして従業員から信頼の厚かった総務部長が不当解雇されたことがあります。

 

 

ストライキの背景

佐野SAでは、7月に退任した元総支配人T氏によるパワハラが横行していたようです。

 

このT氏は、以前は関西の某有名旅館の支配人だったそうですが、昨年の8月にケイセイフーズに入社しました。

社長のお気に入りだったそうで、なんらかの繋がりで入社する運びになったのでしょうね。

 

そんなT氏のパワハラをいくつか挙げていきます。

 

パチンコに負けて八つ当たり

このT氏はかなりの気分屋だったそうで、パチンコに負けると乱暴にドアを開けて事務所に入ってきては従業員に当たり散らすように叱責するということを繰り返していたようです。

 

クビにしようかな・・・

T氏が従業員を叱責している様子を録音したものがあり、その中でT氏が「クビにしようかな・・・」とつぶやいています。

まあ、「クビにしようかな・・・」はマズいと思うんですが、その前の「お客さん待たせんなよ!」的なくだりは、言葉使いこそ荒いですが、そこまで間違ったこと言ってない気もしますね。


《暴言音声》従業員が明かす佐野SAストライキ長期化の要因「私たちはパワハラを受け続けてきた」

 

俺はここで一番偉いんだ

ある時、従業員がT氏に対して「Tさん」と呼びかけたところ、T氏は怒って「T支配人だろ!なんでテメーごときに名前で呼ばれなきゃなんねーんだ!俺はここで一番偉い総支配人だろ!オマエらはどうせ行くところなんか無いんだから立場をわきまえろ!潰すぞコラ!」と怒鳴ったんだとか。

ちょっとこの発言は信じがたいですが、世の中いろんな人がいますからね・・・

 

エアコンを設置しない

調理場では火を使いますので、夏場は40℃を超える温度になってしまうそうです。

それにも関わらず、調理場のエアコンは以前使っていた物が壊れてから設置されていなかったというから驚きです。

 

総務部長がたびたび「このままでは従業員が危険だから、新しいエアコンを設置してほしい」とT氏に要望を出していたそうですが「従業員を甘やかせるだけだ」と、聞き入れてもらえなかったのです。

 

総務部長は社長にも直談判したそうですが、社長も渋っていました。

そこで、総務部長が「会社として買ってくれないのであれば、自分が自費で購入する」と言ったところ、「会社の体面があるので、それはダメだ」と、ようやくエアコン設置を承諾したそうです。

 

しかし、このエアコン設置についてもここからひと悶着あり、ひいてはそれがストライキの要因となってしまうのでした。

 

 

従業員も我慢の限界に

総務部長による社長直談判の甲斐あって、エアコン設置の準備はちゃくちゃくと進んでいました。

そんなエアコン設置を目前にしたある日、経営会議で社長から「親会社である片柳建設のメインバンクからの融資が凍結されたので、エアコン設置も見送る」との発表がありました。

 

さらに、そのような状況であるにも関わらず、T氏が経費を個人的に800万円も支出していたことが発覚、従業員たちは我慢の限界を迎えました。

 

「個人的支出」の詳細が分からないのですが、横領にはならないんでしょうかね?

 

 

T氏退任

この件がきっかけとなり、総務部長が中心となって、マネージャークラスの従業員20人以上からT氏退任の署名が集まり、それをT氏に直接叩きつけました。

 

T氏は、「あくまで教育のつもりで、自分はみんなから認められていると思っていた」と驚愕していたそうです。

こうして、今年の7月にT氏は自主退職しました。

 

T氏を可愛がっていた社長は、総務部長にT氏への退任要求撤回を求めたそうです。

パワハラの件を伝えても「そんなこと言ってたの」と笑っていて、ことの重大さが分かっていない様子だったとのこと。

 

 

総務部長の解雇

その後、労働組合を通して、エアコン設置をはじめとした労働環境の改善を求め、応じなければストライキを行う旨が社長に伝えられました。

 

こうしてついにエアコンが設置され、従業員たちはおおいに喜んだのですが、なんとその直後に総務部長が不当に解雇されてしまいました。

 

ここまで書いてきたように、この総務部長は常に従業員に親身になっていて、とても人望の厚い人だったようです。

 

そんな人を不当に解雇されたのですから、従業員たちも黙っていません。

こうしてパワハラから始まった一連の騒動はストライキにまで発展してしまったのでした。

 

 

営業再開

8月14日から営業が滞っていた佐野SAですが、本日8月30日から全面的に営業を再開したそうです。(従業員は新たに雇ったりしたのかな?)

 

しかし、従業員がストライキ真っ只中で、問題が解決していない中での営業再開に、解雇された元総務部長をはじめ、従業員たちは納得がいかない様子。

 

その不満の矛先は会社の経営陣のみならず、仲介など、しっかりとした対応をとらないNEXCO東日本にも向き始めています。

 

 

佐野らーめんおいしい

佐野SAがある栃木県佐野市と言えば、佐野らーめんが名物として有名です。

 

太めの縮れ麺に、しょうゆベースのあっさりしたスープが絡んで、すごくおいしいらーめんです。

 

もちろん佐野SAでも食べられるのですが、今回の騒動を知ってしまうと、せっかくおいしい佐野らーめんを食べても、なんだかモヤモヤしてしまいますね。

 

早く騒動が解決して、本当においしい佐野らーめんが食べられるようになることを願っています。

 

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