まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

蠱毒とリョウメンスクナ

皆さんは「蠱毒」ってご存知ですか?

平たく言ってしまえば呪術の一つなのですが、数ある呪術の中でもかなり強力なもののようです。

 

 

 

蠱毒とは

「蠱毒」とは、古代中国で行われていた呪術です。

 

そのやり方としては、ヘビ、クモ、ムカデ、カエルなど、あらゆる有毒類を集めて、一つの壺の中に閉じ込めるというものです。

 

当然中には餌など入れませんので、蟲たちは共食いを始めます。

 

そうして最後に生き残った蟲は、とてつもない呪いの力を宿す存在となり、それを媒体として呪術を行うというのが「蠱毒」です。

 

 

リョウメンスクナの話

大正時代、とあるカルト教団の教祖が、この「蠱毒」を人間で行った、という話があります。

 

自らを物部天獄(もののべてんごく)と名乗っていたその男は、見世物小屋から買い取った奇形の人間を集めて、一つの部屋に閉じ込めます。

 

その結果、頭が二つに腕が複数本あった、いわゆるシャム双生児が生き残ったのですが、物部天獄はこの生き残ったシャム双生児も殺害し、即身仏にしました。

 

その姿が日本神話に出てくる怪人・両面宿儺(りょうめんすくな)に似ていたことから、物部天獄はこの即身仏を「リョウメンスクナ」と呼び、強大な呪いの力を持ったこれを媒体として、関東大震災などの数々の天災を引き起こしたとされています。

 

 

都市伝説?

この物部天獄やリョウメンスクナの話は、かつて2ちゃんねるに投稿された都市伝説、つまりフィクションであるとされています。

 

しかし、かつて朝廷の敵だった人間の骨を使うとか、同じく朝敵として討たれた両面宿儺の話とか、かなり辻褄があっている部分もあるので、単なる都市伝説として切り捨ててしまうのはもったいない話です。

 

その投稿されたものは↓で読めます。

 

xn--u9jv84l7ea468b.com

 

 

まとめ

一応言っておきますが、「蠱毒」をはじめ、呪いをかける行為は絶対にやめましょう。「人を呪わば穴二つ」と言い、呪術は自分自身の破滅を招く行為でもあります。

 

また、現代社会においては、「丑の刻参り」などで特定の人物に呪いをかけようとすることは、脅迫罪などで罰せられるケースもあるようです。

 

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