実写『デビルマン』は、逆に見た方がいい
『デビルマン』って漫画ありましたよね。
『マジンガーZ』とか、『キューティーハニー』など、いくつもの名作を世に送り出してきた漫画家・永井豪の作品です。
少年漫画でありながら、ダークな世界観を取り入れた独特の作風は、大変な人気作品となり、後の漫画家たちにも多大な影響を与えました。
そんな名作を実写化したのが、映画『デビルマン』です!!
大根祭りじゃ!!
えー、なんでしょうか・・・
まずどこからツッコんでいいのやら・・・
まず、主演が大根!!
おそらく、大半の人が想像するであろう大根のレベルを、はるかに凌駕するほどの大根なんです。
主役の不動明と、準主役の飛鳥了を演じたのが、当時ちょっとだけ売れていたダンスユニット「FLAME」の双子の2人だったんですね。
彼らは役者ではないですから、演技が下手なのはあたりまえなんですが、もう少しどうにかならなかったかな。
不動明が初めてデビルマンに変身した時の、「あー、俺、デーモンにナッチャッタヨー」はギャグ以外の何物でもありません。
そもそも、外見からしてミスキャストなんですよね。
2人とも、どこのホスト崩れだよ!って外見してますし。
原作では、デビルマンになる前の不動明って、もっと気の弱い感じの普通の少年だったはずです。
実写の不動明はなんか違う。
女の子とか騙して、裏で「ヒャハハハ」って感じの笑い声あげてそう・・・
飛鳥了もヒドイ。
原作では、飛鳥了は育ちが良くて、なんか貴族みたいな雰囲気だったと思うのですが、実写の飛鳥了は、なんか品がない。
きりがないので、とりあえず主演の2人だけにしておきますが、その他にも、冨永愛やら、ボブ・サップやら、コニシキやら、もうキャスティングの段階でふざけすぎでしょ。
脚本もヒドイぜ!!
この作品は、漫画原作を実写化した作品がよく陥る、「原作未読だとよく分からない、しかし、原作ファンからは受け入れられない」のパターンの典型例です。
まあ、原作ファンでなくても受け入れられないと思いますが・・・
実はこの作品を作るにあたって、監督の那須博之氏は当初、シナリオライターの卵20人に脚本を書かせて、その中から出来の良い物を選ぶつもりだったらしいです。
しかし、20人全員ポンコツだったらしく、那須監督は「ダメだこりゃ」となります。
そこで仕方なく、監督は自分の奥さんで、脚本家ある、那須真知子さんの書いた脚本でこの作品を撮りました。
要するに緊急措置です。
まとめ
なんかもっと酷い点を挙げられるかと思いましたが、意外と出てきませんでした。
結局、出演者の大根っぷりがひどすぎるということですね。
ウィキペディアには、業界関係者たちの、この作品に対する酷評の嵐が書いてありますので、暇つぶしにどうぞ。
ちなみに私は、ジンメンのファンです。