地底世界への入り口!?世界にある巨大な穴6選
「穴」
1.反対側まで突き抜けている空間。
2.深くえぐりとられた所。くぼんだ所。
goo辞書より
というわけで、今回は世界中にある驚異的な「穴」の数々を紹介していきます。
地獄の門/トルクメニスタン
トルクメニスタンにあるこの大穴、通称「地獄の門」
この大穴は火山の火口ではありません。
砂漠のど真ん中にいきなりこんな穴が開いているのです。
1971年、石油採掘のためにこの地でボーリング調査が行われた際、その衝撃で落盤事故が発生。幅69メートル、深さ30メートルもの穴が開きました。
さらに、この穴から有害なメタンガスが放出されていることが判明したことで、人々はガスが近隣の町まで届かないように、穴に点火してガスを焼却してしまおうと考えました。
しかし、この穴から噴き出すメタンガスはいくら燃えても尽きることがなく、このように燃え続ける、まさに「地獄の門」を彷彿とさせるような穴になったのです。
悪魔の陥没穴/アメリカ
アメリカのテキサス州には幅12~18メートル、深さ121メートルにもなる巨大な穴があります。
この穴は1867年に入植者によって発見されました。
穴の内部には400万匹ものコウモリが生息していて、大量のコウモリが飛び交うその様子から、人々はこの穴を「デビルズ・シンクホール(悪魔の陥没穴)」と呼ぶようになりました。
グレート・ブルーホール/カリブ海
グレート・ブルーホールは、中央アメリカのベリーズ海岸から70キロほど沖に出た場所にある海底の穴で、周囲は300メートル、深さは125メートルになります。
数万年前の氷河期に形成されたと見られているこの穴は、上空から見るとまるで海の怪物が潜んでいそうな雰囲気です。
しかし、実際には珊瑚礁と多種多様な海洋生物が生息する美しい海の楽園となっており、世界中から多くのダイバーが訪れる名所となっています。
竜の穴/南シナ海
2016年7月、中国の研究機関は南シナ海にある通称「龍の穴」が深さ300メートルにも及び、海底陥没穴としては世界最深だと発表しました。
穴の上層部では20種類を超える海洋生物が発見されていますが、100メートルより深い場所は無酸素状態となっており、生物は生息していないと考えられています。
この「龍の穴」はパラセル諸島(西沙諸島)に位置し、中国が実行支配していますが、この地はベトナムや台湾も領有権を主張しています。
フラニツェ・アビス/チェコ
チェコのフラニツェにあるこの穴は、世界で最も深い水中洞窟であると言われており、かつて404メートルの地点まで調査が行われましたが、それでも水底には到達しませんでした。
その深さに関しては800メートルとも1200メートルとも推測されています。
クルベラ洞窟/ジョージア
ジョージア(旧名グルジア)のコーカサス山脈西部、アラビカ山地には垂直に伸びた洞窟が存在しています。
このクルベラ洞窟は世界一深い洞窟とされていて、たびたび調査員や探検家が入っていますが、2197メートルの深さまで入ってもまだ底は見えませんでした。
洞窟内は地下水が溜まっていたり、気圧の変化があったりと人の侵入を阻む要因がいくつもあります。地核からの熱の影響もあってか洞窟内の温度変化も大きく100メートル深くなるごとに2.5℃から3℃の温度変化があるようです。
ちなみに、この洞窟内では新種の甲虫類なども発見されています。
地底人もいるよ
海と同様に、地底世界にもまだまだ人類未踏の場所が多くあるようです。
そして、その地底世界には地底人がいて、虎視眈々と地上世界を侵略するべく計画を立てているかもしれません。
中には、猿から進化した私たちとは別の、何らかの生物から進化した知的生命体が地底人として文明を築き生きているという説もあります。
もしかしたら、我々人類は今、地底世界という禁忌の存在に触れようとしているのかもしれません。