問題作の映画化!?『スケアリーストーリーズ 怖い本』
先日、映画『犬鳴村』を観た際、予告で流れていた『スケアリーストーリーズ 怖い本』という映画が気になったので、観に行ってきました。
そんなわけで、映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』の感想をネタバレなしで書いていきます。
あらすじ
1968年、ペンシルベニア州の田舎町。
この町には、かつて資産家が住んでいたという幽霊屋敷が今も残っており、そこには、かつてサラという異常者が地下に閉じ込められていたとの逸話があった。
ステラ、オーギー、チャック、ラモンら4人の少年少女は、ハロウィンの夜にこの幽霊屋敷を探検することに。
屋敷を探索していた4人は、ひょんなことから、サラが閉じ込められていた地下室を発見する。そして、ステラは興味本位から、その部屋にあった本を持ち帰ってしまう。
その本は、毎晩勝手に物語が追加されていき、その物語に沿って災いがもたらされる曰く付きの本だった。
感想
急に大きな音を出してビックリさせる、典型的な洋画ホラーでした。
予告を見る限りでは、出てくるモンスターがもっと不気味な雰囲気のように思えたので、『サイレントヒル』のような怖さを期待したのですが、蓋を開けてみたら『ハリーポッター』なんかに出てきそうなレベルで、怖さはほとんどありませんでした。
終盤のご都合主義的な演出もかなり露骨です。
小説が原作だということは知っていたのですが、映画観終わって調べてみたら児童向け小説だったんですね。
何でも、原作は子供向けにしては挿絵が怖すぎてクレームになったりしたんだとか・・・
確かに子供が観たら怖がるかもしれませんが、多少のグロテスク描写もあるので、ターゲット層がよく分からない映画になってしまっています。
アメリカではこの作品の評判はいいのだろうか?さすがにアメリカ人でも、この「昔のホラー」感では怖がらないように思いますが・・・
日本で例えると、今さら「のっぺらぼう」とかの話を何のひねりも無く映画化したようなレベルのように思えます。
まとめ
ストーリーの分かりやすさを加味して、総評星2つといったところでしょうか。
ガッツリとしたホラーとしてではなく、ホラー風ジュブナイル的な感覚で観ると楽しめるかもしれません。
私としては不完全燃焼感があるので、怖さの質は違うようですが、現在上映されている問題作『ミッドサマー』が気になるところです。