まこっちゃんのそれなり日記

才能なしキャリアなしの30代男が気になったことについて書く雑記ブログ

空から魚が降ってくる!?ファフロツキーズ現象の謎

どんな困難でもやり遂げることの例えに「雨が降ろうが槍が降ろうが」という言葉があります。

 

この言葉、あくまで「槍」というのは例えに過ぎないわけですが、歴史上では「なぜこんなものが空から!?」と思うようなものが降ってきた事例がいくつもあるのです。

 

この不可思議な現象を、「ファフロツキーズ現象」と言います。

 

 

 

ファフロツキーズ現象

ファフロツキーズ現象は、日本語では「怪雨」とも言います。

 

この現象は、一定の範囲に「降ってくるはずのないもの」が降ってくるというもので、「オーパーツ」という言葉の生みの親である超常現象研究家アイヴァン・サンダーソンが名付けたものです。

 

日本においても、この現象と思しきものが古来から確認されており、未だにその原因はハッキリしておりません。

 

 

事例

ここでは、歴史上起こったファフロツキーズ現象と思われる事例を見ていきましょう。

 

884年 日本 

出羽国(現在の山形・秋田)の記録によると、884年、秋田城周辺に雷雨が発生し、石鏃(石の矢じり)23枚が降ってきたとのこと。

 

1793年 日本

江戸の街中に、小雨に混じって大量の獣毛が降った。色は白もしくは赤で、15~40cmほどだった。

 

1828年 アメリカ

メリーランド州ケンブリッジで、数百匹の魚が降ってきたとの報告があった。

 

1830年 インド

腐りかけの魚が降ってきた。

 

1833年 インド

フップテールで、日干しになった魚が3000~4000匹降ってきた。

 

1876年 アメリカ

ケンタッキー州バス郡で、赤身肉の断片が降るという「ケンタッキー血の雨事件」が発生。

 

1877年 アメリカ

ノースカロライナ州の農園に、体長30cmほどの小さなワニが降った。

降ってきたワニたちは無傷で、その後歩き回ったという。

 

1890年 イタリア

カラブリア州で血の雨が降った。強風によって引き裂かれた鳥のものと考えられたが、これを裏付ける強風や鳥の死骸は確認されず。

 

1894年 アメリカ

ミシシッピ州ボヴィナで、20cmほどの氷塊に閉じ込められた亀が降ってきた。

 

1901年 アメリカ

ミネソタ州ミネアポリスで嵐が発生した際、カエルが降った。

町のおよそ4ブロックがこのカエルで埋め尽くされ、最大で8cmもの厚さまで積もった場所もあったという。

 

1918年 イギリス

サンダーランド周辺で、ミイラ化したウナギが10分間にわたって降り続いた。

 

1933年 アメリカ

マサチューセッツ州ワーセスターで、氷漬けの鴨の群れが降った。

 

1939年 グアム

グアム島で、ほとんどヨーロッパにしか生息していないはずのコイ科淡水魚が降ってきた。

 

2006年 日本

石川県七尾市などで、多数のオタマジャクシが降った。

当時、大気は安定していて、竜巻などはなかった。

 

2018年 中国

山東省青島市で、雷雨、雹とともに、タコやヒトデ、アワビなどの魚介類が降った。

 

 

原因は?

先に挙げた事例はほんの一例で、記録にないものなども含めると、このような怪雨はかなりの件数があると考えられます。

 

一体なぜこのようなことが起こるのか?

 

主要な仮説としては、竜巻に巻き上げられた説、鳥の吐しゃ物説、飛行機からの落下物説などがあります。

 

確かに、このような説で説明できるものもありますが、ミイラ化した魚や、氷漬けの生物は説明がつきません。生息地から遠く離れた場所に降った生き物の事例も、上記のような仮説では考えにくいですね。

 

こうなってくると、是非ともここはオカルト的な話と結び付けたいところ。

 

そんなわけで、私は「ブリガドーン現象」説を提唱したいと思います。

 

ブリガドーン現象

国民的妖怪アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の原作『墓場鬼太郎』に、この「ブリガドーン現象」の話が出てきます。

 

作中では、ブリガドーンは百年や千年といった周期で現れる妖怪雲で、雲の中には多数の妖怪や幽霊たちが生息しているとされています。

 

このブリガドーンはなにも水木先生オリジナルのものではなく、もともとはスコットランドの伝説に出てくる「百年に一度だけ姿を表す幻の村」なのです。

 

ブリガドーンはミュージカルや映画にもなっており、水木先生はこの映画を観て着想を得たようです。

 

さらに、このような「突如現れる村」の伝承はスコットランドに限らず、世界中に見受けられ、それが空中に浮いているという話も少なくありません。

 

日本ではジブリアニメとして馴染み深い「ラピュタ」(元ネタは『ガリバー旅行記』です)もそうですし、ホラー作家・恒川光太郎氏が書いた短編小説『銀の船』では、空を飛ぶ巨大な銀の船の名前が「時空船ブリガドーン」となっています。

 

こういった空に浮かぶ村や船からの落下物がファフロツキーズ現象の正体に他ならないのです。

 

こう考えれば、ミイラ化した魚や氷漬け生物は、そこに住む人々?の保存食などであるとも説明できますね。

 

 

まとめ

いやー、空にも我々が知らない未知の世界があったんですね。