夢にまつわる怖い話
夢・・・
ここで言う夢とは、「将来の夢」や「なりたい自分の姿」といった夢ではなく、寝ている時に見るアレのことです。
現代の医学や科学、心理学などでは、夢というのは「その人が起きている時に体験したこと」や、「その人の深層心理」が映し出されているとされています。
おそらく、夢を見たことがないという人はいないでしょう。
そして、「怖い夢を見たことがない」という人もいないのではないでしょうか。
そこで、今回は久しぶりにホラー系記事、「夢にまつわる怖い話」について書いていきます。
猿夢
この『猿夢』という話は、かつて「2ちゃんねる」に投稿された話で、『くねくね』などのような、いわゆるネット系都市伝説の一つです。
その投稿は、投稿者が見たという夢について説明しているもので、ざっくりと以下のような内容となっています。
投稿者が、薄暗い無人駅から、遊園地の乗り物のような電車に乗りこむ。電車には既に顔色の悪い乗客が数人乗っていた。
電車が動き出し、しばらくすると、「次は~活け作り~活け作り~」というアナウンスが流れる。
すると後ろの席から悲鳴が聞こえ、振り向くと一番後ろに座っていた男性が、まさに魚の活け作りさながらに、生きたまま4人の小人に体を切り刻まれていた。
切り刻まれた男性が消えると、今度は、「次は~えぐり出し~えぐり出し~」というアナウンスが流れ、次の瞬間、投稿者の後ろに座っていた女性が、小人にスプーンのようなもので眼球をえぐり出されていた。
座席の並びからいって、次は投稿者の番である。
投稿者は既にこれが夢であると気付いていて、いつでも目覚めることができると思い、果たして自分の番ではどんなことが行われるのかを聞いてから目覚めようと考えていた。
そして、「次は~挽き肉~挽き肉~」というアナウンスが・・・
次第にウイーンという機械音が聞こえてきて、小人たちが投稿者の顔にミンチ用の機械のようなものを近づけてくる。
「覚めろ!覚めろ!」と念じ続けていた投稿者は、ギリギリのところで夢から覚めることができた。
そう、これはあくまで「単なる悪夢」、そう思っていた。
そんな夢を見たことも忘れていた4年後、なんと投稿者はまた同じ夢を見ることになる。
そして、また「次は~挽き肉~挽き肉~」というアナウンスが流れ、小人たちが機械を顔に近づけてくる。
「覚めろ!覚めろ!覚めろーーー!!」
またしてもギリギリのところで夢から覚めることができた投稿者。
しかし、前回とは違い、夢から覚めて目を開ける直前に、「また逃げるんですか~?次来た時は最後ですよ~」というアナウンスが、現実にハッキリと聞こえたという・・・
この話の続きは投稿されておらず、その後、投稿者がどうなったのかは不明・・・
ブキミちゃん
これは、かつて週刊少年ジャンプで連載していた漫画『地獄先生ぬ~べ~』に出てきた話です。
意地が悪く、クラスのみんなの持ち物を隠しては喜んでいたブキミちゃんは、ある日、事故で亡くなってしまいました。
するとその晩から、クラスメイトの夢の中にブキミちゃんが現れるようになりました。
夢の中でブキミちゃんはクラスメイトに、「私のハーモニカを隠したのはアンタでしょ!罰として私のハーモニカを取ってきな!」と言い、ハーモニカがある場所への道順を教えてきます。
道順を覚えてハーモニカを見つけることができれば、ブキミちゃんは消えて助かりますが、もしも道順を間違えてしまうと、夢の世界から出られなくなってしまう、つまり、二度と目覚めることができなくなってしまうのです。
そして、この話を聞いてしまった人の夢にも、ブキミちゃんは現れるのです・・・
リアルタイムでこれを読んでいた小学生の頃は、マジでブキミちゃんが夢に現れるんじゃないかとビビってました。
夢の中の男(This Man)
この人物の顔に見覚えがある、という方はいらっしゃるでしょうか?
「This Man」と呼ばれるこの男は、2006年以降、2000人を超える世界中の人々の夢の中に現れたとされています。
当初、この話はあくまでも都市伝説であり、この話自体が「イタリア人のマーケティング専門家がウェブサイトで創作したもの」や、「ホラー映画の宣伝だった」などといった話が流布しました。
しかし、近年SNS上で、「This Manを見た!」という目撃情報が相次いでいるのです。
その目撃証言では、日本の東京で見たという話も多いようですが、真相やいかに・・・
私が見た怖い夢
私もこれまでにたくさんの悪夢を見てきましたが、一つ、特に印象に残っている夢があります。
夢の中で、私は「オタマジャクシの墓」と言われている場所にいます。
その場所は六角形の大きな部屋で、部屋の真ん中には池のようなものがありました。
部屋は全体的に真っ赤な灯りがともっていて、私は「ここは地獄なのではないか?」と考えました。
まあこれだけなんですが、すごく怖くて目が覚めました。
何が一番怖いかというと、私がこの夢を見たのはまだ4~5歳くらいの頃だということです。
それ以来30年にもわたって、幼い頃に見たこの夢を私は覚えているのです。
もちろん私には、「これまで見た多くの夢を覚えている」なんて特殊な能力はありません。なぜかこの夢だけを覚えているのです・・・
まとめ
冒頭にも述べたように、「夢」というものは誰しもが見るもの。
それだけに、「悪夢」というものは、誰の身にもふりかかる、最も身近な恐怖体験であると言えるのではないでしょうか?
今夜あたり、アナタの夢にも・・・